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絵画療法の自由画のメリット2つ

2017年7月5日

心理カウンセラーの井上です。

先日実践心理カウンセリング講座の森田療法と絵画療法2を実施しました。

絵画療法は様々な種類があり、絵画療法2ではテーマフリーの自由画を体験して頂いてます。

自由画のメリット・おもしろい所は、自分を自由に表現出来る点と、特に心の問題を抱えていなくとも今の自分が浮き上がって見えてくる点です。

掲載の許可を頂いた、受講生が描かれた自由画とご感想を紹介します。

自由画 Aさんの作品

絵画療法作品A

絵のイメージをお伺いしていくと、木と虹を描かれた後に、下の方の余白が寂しい感じがしたので、動物を書こうと思われたけれど、人にしたとの事。

木になっているのは花か実のどちらかです。いくつか絵について質問をさせて頂いた後、

「この絵にあると、さらにハッピーになるものはありますか?」と聞くと、

「鳥ですね」と。

グループで行った自由画なので、もう1人の受講生BさんからAさんにアートをプレゼントして頂きました。

Aさんへのプレゼントアート

Aさんへのプレゼントアート

Aさんがアートについて話された時、「虹を全体的に描こうと思ったけれど、書きにくかったので絵の右部分だけにしました。」と言われていたのでそれを補う虹と、「まだまだ大きくなる木です」とも言われていたので、木がさらに大きくなるための水と太陽の光です。

Aさんのご感想を紹介します。
自由画のAさんの感想

「鳥に来てもらうためには、巣箱を設置すると良いかも」とご自身でおっしゃられていましたが、おいしそうな実がいくつもなっているので、鳥に来てもらう準備はすでにバッチリで、あとは機が熟すのを待つのみ!ですね。

根や幹もとてもしっかりとしていて、ちょっとやそっとのことではビクともしない、ガッシリと地に足をつけた強さのある木だと感じます。

続いてBさんの自由画の作品を紹介します。

自由画 Bさんの作品

自由画Bさんの作品

中央は川ではなく、海のイメージ。

「1番気になるところはどこですか?」とお伺いすると、「右下の笑顔の人がいる部分」。

どんなところが気になるのかをさらにお伺いすると、「中央の水との境界線となっている茶色のもじゃもじゃのせいで、外に出られないのが苦しい」と。

苦しいけれど、笑っているところも非常に印象深いです。

茶色いもじゃもじゃは2年位前にでき、かなり分厚いのでそれ以来ずっと外に出たいけれども出られていない状態。

↓はAさんからBさんへのプレゼントアートです。

AさんからBさんへのプレゼントアート

茶色いもじゃもじゃを超えられる橋と、もじゃもじゃを切断できるハサミです。

Bさんの振り返りを紹介します。

Bさんの自由画の振り返り

茶色の境界線であるモジャモジャで外に出られない苦しさを抱えつつも笑顔でいるのは、きっとBさんの周りの人への思いやりが強いからこそだと感じます。その思いやりに助けられた人もきっと多いと思います。

まとめ

絵画療法の自由画は、テーマが決まっていないので描きにくいというデメリットもあります。

主なメリットとしては

  • 自分を自由に表現出来る点
  • 特に心の問題を抱えていなくとも今の自分が浮き上がって見えてくる点

があります。

箱庭療法コラージュ療法と比較して、手軽に出来るのも絵画療法の大きなメリットです。紙とクレヨンさえあれば、すぐに出来ます。

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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

ジョイカウンセリングスクール代表。福岡にて心理学・コミュニケーションセミナー、心理カウンセリングを実施。2004年よりプロとして活動してます。プロフィール

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