岡山実践心理ブログ

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私が過去失恋後に作った箱庭療法の作品とその効果

 2014年11月8日  

ちょっと箱庭療法を受けてみる

心理カウンセラーの井上です。

これから紹介する私の箱庭療法の作品ですが、失恋後の悲しみをどうこうしようと思って箱庭療法を受けたわけではありません。

大阪で約10年ほどカウンセラーとして活動しておりましたが、その大阪を出る直前にせっかくだからと色んなところでカウンセリングを受けてみました。

私が作った箱庭療法を通して、結果出てきたのが失恋後に感じていたことだったのです。

箱庭療法とは?

1929 年、ローエンフェルト(イギリス人)が発案。 その後、カルフがユングの分析心理学の考え方を導入し、大人にも効果のある心理療法として発展させる。日本へは河合隼雄氏が1965年に導入。

数種類のミニチュア(人形・動物・車・建造物・木・山等々)と、砂の入った箱(縦57cm×横72cm×高さ7㎝)を使用。

その砂箱の中に、自由に砂で地形を造ったり、自分が選んだミニチュアを好きなように並べる。その箱庭を通してカウンセラーと会話をしていくことで、自分自身の心の深い部分を見ていくことが出来る心理療法。

何も考えずに作った箱庭

箱庭療法-作品1
カウンセリングルーム結に、以前おじゃまして作った箱庭です。

箱の中にある「枯れ葉」ですが、これは箱庭グッズとして並べられていたものではありません。観葉植物として置いてあった鉢の下に、枯れ葉が沢山重ねて置かれていたんですね。その枯れ葉がとても気になったので、許可を頂いて置いたものになります。

箱庭療法の効果

ひと通り作り終えて、カウンセラーの方もすぐに何かを私に質問するのではなく、箱庭の作品から何かを一緒に感じてくれているような雰囲気でした。

私は並べた枯れ葉の1枚を手にとって、しみじみとそれを触っていました。

すると自分でも無意識のうちに「クシャ」っと枯れ葉を真っ二つに。

「この葉っぱ粉々に砕いていいですか?」

とカウンセラーの方に聞くとOKしてくれたので、涙を流しながら葉っぱを砕いたのをよく覚えています。

勉強のつもりで箱庭療法を受けたのですが、少し前に体験した失恋の事が自然と湧き上がってきました。

本来箱庭療法は、作った作品を動かすようなことはしないのですが、この時の私はどんどん箱庭を作り変えていってます。

次に作った作品。

箱庭療法作品-会話後
砕いた枯れ葉を中央に集めて焼いているイメージ。

そのときの自分の思いを少し話した後、さらに次の作品を1年後の自分をイメージして作ってます。

箱庭療法作品-ラスト

自分でもまさか箱庭を作ってみて、失恋のことが出てくるとも思いもしていませんでした。しっかりと泣けた分、スッキリです。

セッション終了後

この時規定の時間を少し押してしまっていたので、自分で並べた箱庭グッズを自分で片付けたんですね。

箱の中が砂だけになったとき、カウンセラーの方と少し話しをして「本音はこれですよ」と砂箱の中央に小さな女性の人形を逆さまにして頭から埋めていました。。。

で最後にお手洗いをお借りしたのですが、私がお手洗いから出ても人形が片付けてなく、砂箱の中に逆さまのままにして置いていてくれていました。当時の私の思いを受け止めてくれた感じがして、とても嬉しかったのを覚えています。

まとめ

箱庭療法は何気なく選んだ「モノ」を通して自分の心の深い部分を見つめていくことが出来る療法です。「悩んでいる」という実感を持っていなくとも、無意識の中に抑え込んでいる気持ちがあると、それが出てくるのがおもしろいところです。

無意識のうちに抑え込んでいた気持ちが出せると、当然モヤモヤ感は消えて、気持ちは楽にスッキリします。

[ 箱庭療法のオススメ本 ]

様々なケースを交えて、箱庭療法の実践法を紹介してくれているのでとてもおもしろい本です。

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