褒め上手になりたい!と思われている方は、他人思いのとても優しい方がほとんどです。
- 相手の成長に携わりたい
- 褒め上手になって人間関係を円滑にしたい
- 相手に喜んでもらいたい
というサービス精神旺盛な方だと思います。
そんなあなたに、ほめ上手になるためのポイントを解説します。
褒めるポイント
ポイントは非常にシンプルです。
(変化を掴んで伝える)
だけです。例えば
- 前よりこれが出来るようになったね。
- 前とここが違うね。
- 前よりも表情が柔らかくなったね。
など、相手の変化したポイントを伝えます。
変化を掴んで伝えるメリット
この方法の大きなメリットとして、その褒め言葉を受け取りやすい点です。
というのも、特に自己肯定感が低い人に褒め言葉を伝えても、なかなか受け取ってくれない場合があります。
こちらがせっかく褒め言葉を伝えても、

等と拒絶されます。
というのも一般的な褒め言葉として、
- 笑顔が素敵ですね
- その色似合いますね
- その服似合いますね
等は言いやすいですが、いずれも言う人の主観です。その色や服が似合うと感じるかどうかは、見る人によって変わります。
それと比べて相手の変化を伝える方法は、客観的な事実のため「そんな事ないですよ」と褒め言葉を否定されにくい(受け取ってくれやすい)のが大きな特徴です。
- 前と比べると、ここが出来るようになった。
- 前と比べると、ここが違う。
という事は、基本的に誰が見ても変わりません。シンプルに事実です。
いくら褒め言葉を伝えても、それを受け取ってくれなければ意味はありません。この方法だとこれが解消されます。続いてこの方法の注意点を解説します。
変化を掴んで伝える時の注意点2つ
注意点は
- 出来ていない所が目に付きやすいが、出来ているところを見る
- 自分自身に対しても同様に心がける
です。
人はどうしても出来るようになった所よりも、出来ていない所の方が目につきやすいです。
例えば↓の図のAとB、どちらが気になりますでしょうか?
ほとんどの方が、円が欠けている「B」の方が気になったはずです。
これは生き延びるためにまずは安全を確保するという人の性質も関係してます。
人はどうしても正常な所・出来ている所よりも、出来ていない所、欠けている所の方が目に付きやすいです。
ただ、そこばかり言われると、やる気が落ちてきて当然です。
そのため出来るだけ意識して、出来ている所、出来るようになった所を見る必要があります。
これは身近な人に対してもそうですし、自分にもそれを普段から心がけていると、必然的に相手の変化したポイントにも気が付きやすくなります。
褒め言葉を伝えない方が良い時
落ち込んだり、後ろ向きになっていたり、マイナスの気持ちの時は、まずは共感でその気持を受け止めるとお相手も楽になります。
そんな時は褒め言葉を伝えるよりも、
- 大変だったね。
- つらかったね。
- しんどかったね。
という共感の言葉の方が楽になります。
落ち込んでいる時は、褒め言葉よりも共感の方が癒やされます。
まとめ
ほめ上手になる方法として、相手の変化を見て伝えることを紹介しました。
変化・違いを見るためには、しっかり相手を見る必要があります。それだけ気にかけてもらえる事自体が喜びにも繋がります。
是非実践してみて下さい。