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90秒でわかる「マズローの5段階欲求とは」

 

マズローの5段階欲求とは、もの凄くシンプルにお伝えすると「人間の欲求には段階がある」ということです。

アメリカの心理学者、アブラハム・ハロルド・マズロー(1908-1970)が提唱してます。

マズローは、人は次の順に欲求が湧いてくると提唱しています。

  1. 生存欲求(生理的欲求)
  2. 安全欲求
  3. 集団欲求
  4. 承認欲求
  5. 自己実現欲求

マズロー5段階欲求の図

順にわかりやすく解説します。

1 生存欲求(生理的欲求)

1番目の欲求は、生存欲求(生理的欲求)。食欲や性欲、生きていたいという欲求。人であれば誰しも持っている欲求です。この欲求がないと、赤ちゃんも育たないですし、生物として生きることが出来ません。

そしてこの欲求が満たされることで、次に湧いてくる欲求が安全欲求になります。

2 安全欲求

これは安全に生きていきたいという欲求になります。例えば動物や人に襲われる・狙われるかもしれない、いつ崖崩れが起きるかわからないといった危険な状態よりも安全な状態で生きていきたいという欲求です。

これが満たされると、次に湧いてくるのが集団欲求です。

3 集団欲求

文字通り、集団で生きていきたい・仲間を作りたいという欲求です。人は家族、地域、職場といったコミュニティの中で生活していますが、このコミュニティに入りたいという欲求です。

ちなみに江戸時代に絶海の無人島に漂流した土佐の船乗り長平は、そこで一生を終えるのではなく本土に危険をおかしてでも戻ろうとしています。集団欲求があってこその行動といえます。

何にせよ2人以上でないと、命を次の世代に繋いでいくことができません。

集団欲求が満たされると、次は承認欲求です。

4 承認欲求

これは、その集団の誰かから承認されたい(認められたい・愛されたい)という欲求になります。

例えば幼い子どもは、親・もしくは養育者がいないと純粋に生きていけないので、無意識の内に親から愛されるような行動を取ったり、役割を演じることがあります。親の手伝いや兄弟の世話をすることで愛されるのであれば、必死になってそれをします。やらないと生きていけませんので。

私自身も以前の職場では、お客さんのために仕事を頑張るというよりは、職場のメンバーに認めてもらうために必要以上に無理に頑張っていたこともあります。

承認欲求は、誰かから認められ自分自身を肯定して生きていきたい、褒められたい、認められたいという欲求です。この欲求が満たされていると、生きる事がまず楽になります。他人も、自分も認める事ができるため、必要以上に他人や自分に厳しくすることはありません。

5 自己実現欲求

一番次元が高い欲求とされているのが自己実現欲求です。夢を叶えたい!という欲求ですね。

マズローの5段階欲求は、下の階層の欲求を順に満たしていくことで次の欲求が湧いてくると定義されています。

例えば戦場で生活せざるを得ない市民の人(2の安全欲求が満たされていない)は、5の自己実現欲求(自分の夢を叶えたいという欲求)が湧いてきにくい、まずは安全に生活したいという欲求があるのが自然という事がいえます。

マズローの5段階欲求は、人の心の仕組みを理解する上で、カウンセリングやコーチング、ビジネスなど様々な場所で参考にされています。

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