岡山実践心理ブログ

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あなたにはホリデイが必要だ!【コラージュ療法】休む罪悪感

 2013年7月12日  

あなたにはホリデイが必要だ

「あなたにはホリデイが必要だ」と書かれているコラージュ療法作品のクローズアップ

こんなことを言ってくれる人は、あまり多くはないのではないかと思います。

私が20代の前半の頃、ネパール・インド方面を旅しましたが、そのときに「沈没」という言葉を聞きました。

旅人なのに動かずに、1つの町でずっと何もせずに過ごすことを「沈没」とあらわされてました。オーストラリアに行ったときは、同じような状態のことを「クサってる」と周りの旅人は言ってました。

私は当時、この「沈没」という言葉にひどい嫌悪感を抱いてました。せっかくの旅行なのに、なぜ動かないのか。見たことのない風景が周りにあるのに、なぜ行かないのか、だらだら過ごす「沈没」している人を正直嫌っていました。

実際にネパールのポカラという町で、2週間以上は何もせず、ネパールにいるのに日本食レストランで日本の漫画を見ている人を見て思ったのは、「何なんだこの人たちは」。

当時の私は、特に旅行に行くと2ヶ月くらいの期間でも動きまくっていたこともあり、沈没している人たちとは相反してました。

今思うと、「休むことに対する罪悪感」が強かったように思います。動いて何かを生み出すことが良いことで、それと逆の何もしないこと、休むことにはあまり良いイメージはありませんでした。

20代半ばで会社をやめた後、2ヶ月くらいほぼ部屋に引きこもっていましたが、そのときも身体は休めているつもりでも、心は「なんとかしなくちゃ」「動かなくちゃ」「この先どうなるんだろう」と色んなことが頭をめぐらざるを得ず、休めてない状態。

「沈没」している人たちに嫌悪感を抱いていたとき、自分の中にも本当はある、その人達と同じような

「なまける自分」
「何もしたくない自分」
「だらだらと過ごしたい自分」

を認めたくなかったんだと思います。

自分の中にある受け入れたくない、認めたくない気持ち、これをユング心理学では「シャドウ」といいます。自分のシャドウを現している人を見ると腹が立つのも、自分が我慢していることをその人は出しているから。

今も「ゆっくりと休む」のは得意なほうではありません。でも去年スウェーデンに行ったとき、キャンプ場で過ごしている他のヨーロッパの人たちを見て正直ビックリでした。

日本人だと車で行けるキャンプ場に行くとバーベーキューをしたり、夜も騒ぐ人がいたり「何か」をしている人が多いです。私はカウンセリングを受けながらそのキャンプ場に1ヶ月近くいたのですが、向こうの人も1週間2週間は当たり前のようにそのキャンプ場で、本を読んだり寝て過ごしていたり、本当にほぼ何もせずバケーションを満喫している人が多くいました。それを見て思ったのは、

「何もしないのも、オツだな」
「好きなように、やりたいように、自分の心のままに過ごすのはオツだな」

ということ。

元気に動く自分も、休日を満喫したい自分も両方大切にしたいと思います。

そんなわけで今年も7月下旬から8月下旬まで、ジョイカウンセリングスクールでは夏休みを頂きます。皆さんも良い夏をお過ごし下さい!

ちなみに冒頭の写真は、最近私自身が作った下のコラージュの一部です。
井上のコラージュ療法作品の写真

-コラージュ療法