岡山実践心理ブログ

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バウムテストで心のキーワードを見つける方法

 2014年2月17日  

心を目に見える形にするアートセラピー

バウムテストの作品

とても感動した出来事や、普段の生活の中で心で感じていることで、言葉で現しにくいものもあるのではないかと思います。

「心のモヤモヤ」という言葉があるくらいですから。

心理カウンセラーの井上隆裕です。
先日は実践心理カウンセリング講座「色彩心理学」と「絵画療法1」を開催致しました。上の絵は参加の方が描かれたアートセラピーとしての絵です。今回は「木」をテーマに描く「バウムテスト」を行いました。

バウムテストとは

ズバリ「木」を描いて、そこから心の状態を知っていくための心理テストです。

用紙はA4用紙が大きすぎず、小さすぎずで適切です。描くものは鉛筆や色鉛筆でも良いのですが、クレヨンがベストです。クレヨンだと様々な色がありますし、何よりも筆圧が表現しやすいからです。筆圧が濃いか薄いかで絵から受ける印象は大きく変わります。

その他は基本的に自由です。用紙は縦に使っても横に使ってもいいですし、木は1本でも複数本でも、構図も近くでも遠くでも、上からでも下からでも好きなように描くのが一番です。木自体も枯れていても、芽が出たばかりでも問題ありません。

木以外に人や動物を描くのもOKです。

バウムテストの読み方(分析方法)

バウムテストの一般的な解釈としては、根は家族や家庭のイメージを現すなど、木の部分ごとに様々な心理的な解釈があります。

ただそれはあくまで、統計学的な観点・読み方です。

バウムテストの読み方として一番おもしろいのは、描かれた絵を通してその方とカウンセラーが会話をしていくことだと思います。会話をしていくことで初めてその方の心の深い部分、今のその方の心のキーワードを見つけることが出来るセラピーです。

お気づきの方もおられるかもしれませんが、上の写真の絵の中に、白い紙をいくつか貼り付けた部分があります。
(↓拡大)
バウムテストの作品アップ

実はこのバウムテストを描かれた当初は、木の周りの白い紙を貼ってある部分にはピンクや黄色の花のような明るい雰囲気のものを描かれていました。木に集まってくる人が、より心地よく休めるように。

  • この木はどんな木なのか?
  • 木の元に集まってきている人はどんな感じなのか?
  • いつくらいから、ピンクや黄色のものを出すようになったのか?

といったことをお伺いしていくうちに、この木にとってはピンクや黄色のものを出さないほうが、無いほうがいい、無いほうが自然ということになり、白紙をはりつけてそれを消しています。

参加された方のご感想

バウムテストの心理講座感想

ご感想からも、周りの方のことをとても大切にされる方だと感じます。

自分自身が自然体でいられるためには、楽しいと思うことを増やすためには、何が大切なのか言葉だけではなかなか見つけにくいときもあります。そんなときには、絵画療法のように心の形を絵にしてみるのも1つの方法です。その絵を通して会話していくことで心の深い部分が見えてきて、自分自身にとって大切な心のキーワードを見つけていくことができます。

上の絵を描かれた方は、そのために何かを足すのではなく、今行っているあることを減らしていくことの大切さをご自身で見つけられています。

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